「私の理想の探偵像」

September 30, 2011, 12:45 am

「探偵物語の数だけ、探偵あり」。当たり前の話ですが、フィクションの世界では本当に、作品の数だけ、個性的な探偵が登場します。古典的な探偵像と言えば、ダボッとしたロングコートを着込んで、くわえパイプの刑事探偵でしょうか。黒のシルクハットに、妙なジャケット姿の、ちょっとやんちゃな探偵の物語も有名です。また、ロマンスグレーのおじさまが仕立てのよいスーツを着こなし、独白形式で事件を推理する探偵ドラマもヒットしました。


また、探偵の特徴は、その格好だけではなくて、ちょっと変わった肩書きが人気を呼ぶケースもありますよね。有名なのは、高校生探偵(小学生探偵とも言うべきか)がアクションを交えながら、難事件を次々解決する探偵アニメ。私も大好きで、若い頃から観つづけていますが、その頃は私も同じ高校生だったはずなのに、今では、主人公との年齢差はどんどん広がるばかり。人気シリーズが続いてくれるのは嬉しいのですが、最終回には一体私は何歳になっているのだろうと、ちょっと複雑な、せつない心境です。


どんなタイプの探偵であっても、共通して格好良いと思える理由は、それぞれ個性的ではあっても、一貫してクールでハードボイルドな一面があるからではないでしょうか。軟派でおしゃべりな探偵がいても面白そうですが、「やっぱり、探偵はハードボイルドじゃないと」というのが持論です。理想を言えば、格好いいダークグレーのスーツを着こなして、コートを羽織り、知識は豊富だけれども、それをひけらかすことなく、いつもは寡黙。スタイルが良くて運動神経も抜群の、中年男性の探偵なんていいですね。「色んな探偵を全部混ぜただけじゃないか」と言われそうですが、そこはご愛敬ということで。